ウィジングズ
(写真=ZUU online編集部)

ネットワークに対応した多機能型の家電などを50カ国以上の国で販売するフランスの「Withings(ウィジングズ)」が4月16日から、日本で本格的に販売を始めた。スマートフォンと連携して呼吸数や心拍数などを計測する時計など、利便性と高いデザイン性を両立させた商品が特徴。家電量販店などを通じて日本での販売を強化し、アジアでの市場拡大を目指す。

16日に都内で発表会が開かれ、ウィジングズ社のアジアセールスマネージャー、アントニー・ロビヤール氏らが、日本で展開する製品を紹介した。

同社は2008年に設立。体重計とスマートフォンのアプリを連動させ、体重や体脂肪率、心拍数、室内温度を計測、管理する体重計「スマート・ボディー・アナライザー」などを開発、販売してきた。スマホ用アプリは、アップル社が選ぶ「ベストオブ2014アプリ」にも選ばれているという。

製品開発ではウェアラブル端末としての機能面だけでなく、「できる限り美しく、生活に溶け込むこと」を主軸に、利用者が長く利用できるデザイン性も重視。歩数やランニング距離を計測する腕時計「アクティビテ」はアナログ腕時計のデザインと革ベルトを採用。高いデザイン性を持たせることでビジネスや高級レストランなど場面を選ばない仕様とした。日本での販売価格は6万1000円(税込み)。

時計部分が取り外し可能で、ポケットに入れても歩数や消費カロリーを計測できる「パルス・オーツー」(1万3800円)や、体重計に載っただけで計測記録がアプリに送信される体重計「スマート・ボディー・アナライザー」(2万800円)、外出先から家の様子を確認できる環境センサー機能搭載のカメラ「ホーム」(2万7300円)などを販売する。ほかにも製品を増やす予定という。

同社は日本でも5年前から一部製品を販売していたが、今回ソフトバンクコマース&サービスが日本での販売代理店となり、本格的に製品を売り出すことになった。アップルストアやアマゾン、一部の家電量販店などを通じて販売するという。

ロビヤール氏は記者会見で「今後、ネット接続されたデバイスを使った健康管理が主流になると信じている。今はアメリカとヨーロッパが大きな市場だが、今年の目標はアジアでの販売を拡大していくこと」などと意気込みを語った。(ZUU online 編集部)

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