日本電機工業会(JEMA)は4月20日、エアコンや洗濯機など白物家電の2014年度の国内出荷額を発表した。前年度比12.2%減の2兆1255億円で、3年ぶりに前年度実績を下回った。消費増税による反動や夏の天候不順の影響を受けたが、過去10年の平均値(2兆1065億円)は上回った。

主要製品別では、ルームエアコンが15.4%減の6457億800万円、冷蔵庫が17.5%減の3997億2900万円、洗濯機は12.0%減の2775億9300万円だった。電気掃除機や電子レンジ、ジャー炊飯器なども前年比を下回った。

製品別の特徴では、洗濯機でまとめ洗いのニーズが高まり大容量タイプの8.0キロ以上の台数構成比が前年比より上昇。電気掃除機では、たて型やハンディ型など多様な商品が発売され、2台目や3台目の需要を喚起しているという。

また、消費者の省エネ・節電志向が続き、高機能の製品が売れるなど、底堅い需要を維持しているという。(ZUU online 編集部)

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