ホンダ <7267>は4月28日、2015年3月期の決算を発表した。売上高は12兆6467億円で前年同期に比べて6.8%増収となったが、タカタ製エアバッグの大量リコールに起因する品質関連費用の増加などで営業利益は前年度比13.1%減の6516億円となった。

税引前利益は前年比5.4%減の6896億円、純利益は8.9%減の5227億円だった。

四輪事業では、グループ全体で前年比0.9%増の436万4千台を販売。売上高は9兆6932億円で5.6%の増収となったが、品質関連費用や研究開発費の増加が影響し、営業利益は31.6%減の2762億円だった。二輪事業は売上高が前年比9.6%増の1兆8241億円、営業利益は1813億円で、為替の影響もあり前年度に比べて9.5%の増益となった。

地域別にみると、日本では、売上高が四輪の売上減少などで3兆9374億円と前年比6.1%の減収だった。北米では円安の影響などで売上高が9.3%の増の6兆5273億円と増収となったが、品質関連費用の増加が響き営業利益は31.2%減の2002億円で、前年度に比べて大きく減少した。

また、次期見通しについては、売上高で14兆5000億円、営業利益で6850億円、税引き前利益で8050億円、連結純利益で5250億円とした。同社は16年3月期から国際会計基準を任意適用する。(ZUU online 編集部)

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