任天堂 <7974> は5月7日、2015年3月期の決算を発表した。連結営業利益は247億円で、前年同期の464億円の赤字から、4年ぶりの黒字となった。「ポケットモンスター」や「大乱闘スマッシュブラザーズ」などソフトウェアでヒット作に恵まれ、特に海外で業績を伸ばした。

売上高は前年比3.8%減の5497億円、経常利益は705億円、純利益は前年同期の232億円の赤字から418億円の黒字となった。

ハードウェアの販売数量は873万台。携帯ゲーム機の新型「Newニンテンドー3DS」などは順調だったが、発売前に従来型の販売が低調だった。ソフトウェアでは「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」が994万本、「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo3DS」が675万本など、ヒットを記録。ソフトウェアの販売数量は6274万本だった。

売上高5497億円のうち、海外売上高4147億円、海外売上高比率75.4%と、特に海外で順調に推移した。全世界での販売数量はハードウェアが338万台、ソフトウェアが2440万本となった。円安の影響も寄与し経常利益や純利益も増えた。

2016年3月期の見通しについては、スマートフォン向けのゲーム配信を年内に予定していることなどから、売上高は3.7%増の5700億円を見込む。営業利益は約2倍の500億円、最終利益は16.4%減の350億円を想定している。
(ZUU online 編集部)

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