総額1億以上の資金調達に成功 
(写真=総額1億以上の資金調達に成功)


まずは豊吉社長の自己紹介をお願いします。

無料の請求書・見積書・納品書の作成管理サービス Misoca(みそか)を運営している、株式会社スタンドファーム代表取締役の豊吉隆一郎です。1981年に岐阜県で生まれ、岐阜の工業高等専門学校である岐阜高専を卒業しました。岐阜高専はロボコンがあってそれに出たくて入学し、2回出て、全国で準優勝することも出来ました。そして、19歳の時に1年間オーストラリアに留学をしています。

オーストラリアに行く前は、卒業後は普通に就職するのが当たり前だと思っていました。ですが、オーストラリアの人達はとてものんびりしていたり、福利厚生が厚く転職も当たり前にしていたりする所を見て、視野が広がりました。就職に失敗しても普通に生きていけるんだという(笑)。今となっては当たり前ですが、田舎の学生の頃はそういう感覚は無かったです。この留学の時の経験から、卒業後はすぐに独立して仕事をしたいと思っていたので、就職はせずにフリーランスでWebの製作とシステム開発を7年~8年程やって、それから今の株式会社スタンドファームを立ち上げました。


フリーランスから株式会社スタンドファームを立ち上げるきっかけは何だったのでしょうか。

会社設立のきっかけは、フリーランスのプログラマーとして関わっていた名古屋のジャパンベストレスキューシステム(JBR)さんという会社のWeb部門の立ち上げに中心メンバーとして関わらせてもらった時に、その会社が急成長して行くところを目の当たりにしたからです。当時はマザーズに上場準備という時期でしたが、今は東証一部に上場している会社です。それまでは何となく会社を大きくしたいなとか、お金を儲けたいというような気持ちはあったんですけど、こだわりみたいなものは特になかったんです。

ですが、JBRさんが急成長してわーっと大きくなって伸びていって、上場して、それを間近で見られて体験したことにより、自分もこういう事を目指してみたいなと思うようになりました。僕はプログラマーなので、いつか自分でウェブサービスを作り、社会貢献とか何か大きい影響を与えられるようなことをしたいと思うようになりましたね。フリーランスから経営者という方の夢が出来たのはこの事がきっかけです。東京だとよくある話だとは思いますが、名古屋で会社を大きくして上場させるというのはなかなかないので、JBRさんと出会えたのはすごく幸運でした。