財務省が5月13日に公表した2014年度の国際収支状況(速報)で、モノやサービスなど海外との総合的な取引状況を示す「経常収支」は、7兆8100億円の黒字だった。黒字額は前年度に比べて6兆3385億円の増加となり、4年ぶりの増加となった。

経常収支の黒字幅拡大は、「貿易・サービス収支」が赤字幅を縮小し、「第一次所得収支」が黒字幅を拡大したことが要因。

「貿易・サービス収支」は9兆3810億円の赤字で、前年度に比べて5兆825億円の赤字幅縮小となった。貿易収支は、原油の輸入額が原油安で減少したことや自動車など輸出の持ち直しが影響し、赤字幅を縮小させた。旅行収支が訪日外国人旅行者の増加で昭和34年度以来55年ぶりの黒字になったことなどから、サービス収支も赤字幅が縮小した。

「第一次所得収支」は19兆1369億円の黒字で、前年度比1兆7549億円の増加となった。直接投資収益、証券投資収益が増加したことなどが影響し、黒字幅が拡大した。(ZUU online 編集部)

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