ユーグレナ出雲社長
(写真=HPより)

ミドリムシなど藻類のビジネス化を推進しているユーグレナ <2931> は5月13日、2015年9月期第2四半期の決算を公表し、経常利益が前年同期比で約515%にもなるなど好調な業績であることを明らかにした。

発表によれば、連結での売上高は25億4200万円と前年同期比で、74.9%となった。営業利益は1億8900万円で、前年同期比で214.9%となった。さらに、経常利益は3億1100万円となり、前年同期比で514.9%というきわめて大きな成長を示した。

ユーグレナは主力として推進するヘルスケア事業で、高利益率の自社製品販売の強化を目的に、広告宣伝活動及び自社製品の販売体制を強化。同社の化粧品ブランド「B.C.A.D.」がジュピターショップチャンネルや全国の百貨店、バラエティショップなどで導入されるなど、ヘルスケア分野への取り組みを進めている格好だ。

同社は販売にも力を入れており、その一環として関連商品を販売するユーキと、アート・コーポレーションを完全子会社化。両社がもっている販売網や販売のノウハウを生かして、ヘルスケア事業の販売をテコ入れする。ほかにも、各社の「物流・システムの統合などによるコスト削減が可能にる」とユーグレナはしている。

また、「ミドリムシで飛行機が飛ぶ」として注目されているジェット燃料の生産も含むエネルギー・環境事業で、同社は、研究開発を主に推進。科学技術振興機構が実施する「戦略的創造研究推進事業」、新エネルギー・産業技術総合開発機構が実施する「戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業」、経済産業省が実施する「戦略的基盤技術高度化支援事業」などの研究プロジェクトを推進している。(ZUU online 編集部)

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