（写真＝プレスリリースより）
ＮＴＴドコモ <9437> は5月13日、今夏の新サービスと新商品の発表会を都内で開いた。世界初となる虹彩認証を搭載した富士通製のスマートフォンなど夏モデル全10機種を発表。さらに、ローソンと共通ポイント「Ｐｏｎｔａ（ポンタ）」の運営会社である「ロイヤリティマーケティング」と業務提携することを公表、新サービスを発表した。
ＮＴＴドコモは12月から新たなポイントサービスとして、「ポンタ」と相互交換が可能な「ｄポイント」を始める。現在、同社では携帯電話の利用料金などで貯まる「ドコモポイント」を発行しており、機種変更など主にドコモ商品の購入時に利用できるが、今後はローソンなど加盟店舗などで利用できるように拡大する。加盟店舗で商品を購入した場合でも「ｄポイント」が貯まる仕組みで、利便性を向上させる狙い。
さらに、ローソンとの業務提携では、ドコモのクレジットサービス「ＤＣＭＸ」などをローソン店舗での買い物に利用すると、決済金額の3％を割引するサービスを今年6月から始めるという。
また、新作発表会では新商品の夏モデルとして、スマートフォン8機種とタブレット（多機能携帯端末）の2機種、二つ折り型の「ドコモケータイ」2機種の合計10機種を発表。５月下旬から順次発売する。指紋認証に加えて虹彩認証が可能な富士通製スマートフォン「ARROWS NX 」やソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia Z4」などを導入する。
2015年3月期の決算では、携帯大手3社のうち営業利益で初めて最下位に転落したドコモ。携帯電話が普及し新規加入が厳しくなる中、ポイントサービスの刷新やローソンなどとの業務提携で契約者の囲い込みを図れるのか。携帯電話大手3社の動向に注目が集まっている。（ZUU online 編集部）
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