ハイラックス
(写真=プレスリリースより)

トヨタ自動車 <7203> は5月21日、海外向け小型ピックアップトラック「ハイラックス」の新型車をタイ・バンコクでお披露目し、同国内で同日から発売を開始したと発表した。

発表資料によると、今回の新型車はフルモデルチェンジで8台目となる。ハイラックスは1968年の発売以来、世界180以上の国と地域で、累計1600万台以上を販売している。

新型ハイラックスは「道が人を鍛える。人がクルマをつくる」の考えのもと、開発チームが世界中のさまざまな道を走り、使用環境を実際に体験するとともに利用者の声を直接聞きとった。そこで、森林地帯のぬかるみや砂漠地域、雨期に冠水してしまう生活道路など、様々な環境での使用状況を再確認。長距離移動でも燃料切れを気にしないことや疲れを感じない乗り心地を求める声などを集約した。集めた意見から、優しさとタフさの実現や低燃費性の向上、車内外とのコミュニケーションに影響しない室内の実現などの基準を設置して開発を進めたという。

新型車では、低速トルクを大幅に向上した新開発のディーゼルエンジンを採用。低燃費化で航続距離を伸長させたほか、エンジンノイズを低減させた。リーフスプリングとショックアブソーバーを改良し、衝撃吸収性と振動減衰性を高めた。各地域の使用環境に合わせてサスペンションの仕様は3種類設定した。

開発責任者の中嶋裕樹・エグゼクティブチーフエンジニアは、発表資料で「新型ハイラックスは『タフの再定義』を開発コンセプトとして掲げ、あらゆる観点からタフさの追求を行ってきた。世界中のお客様にメッセージを届け、新型ハイラックスにご満足いただくことを願っている」とのコメントを寄せた。(ZUU online 編集部)

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