タカラトミーリニア
(写真=プレスリリースより)

玩具メーカーのタカラトミー <7867> は5月26日、「磁力浮上」と「磁力走行」の両方を実現したミニチュアのリニアモーターカーの開発に成功し、9月から全国の玩具店などで発売すると発表した。実際のリニアモーターカーに換算するスケールスピードで、JR東海のリニア中央新幹線が予定する営業運転最高時速と同じ時速500キロメートルを達成したという。

商品名は「リニアライナー 超電導リニアL0系スペシャルセット」。「磁石で浮いて磁石で走る」車両の実現を目指し、約2年前から開発に取り組んできた。

レールに取り付けられた帯状の磁石と車両底部に搭載した磁石の反発力で、車体が約2ミリメートル浮上する。車両には「高速磁気センサー」と「推進用コイル」を搭載し、コイルに電流を流して磁界を発生させ、車両を走らせる仕組みという。車両デザインはJR東海の「超電導リニアL0系」をモチーフにしている。

「リニアライナー 超電導リニアL0系スペシャルセット」の希望小売価格は税抜きで3万5000円。対象年齢は8歳以上。販売目標は年間でシリーズ合計2万個。9月から全国の玩具専門店や百貨店・量販店の玩具コーナー、インターネットなどで販売する。(ZUU online 編集部)

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