ミドリムシを活用したベンチャーとして注目されてきたユーグレナ <2931> は6月1日、米石油大手のシェブロンのエンジニアリング子会社であるシェブロンラマスグローバルとバイオ燃料精製設備を建設するための技術ライセンス契約を締結したことを明らかにした。両社の技術を活用したバイオ燃料精製実証設備の整備にまた一歩、前進した格好だ。

今回、ユーグレナと技術ライセンス契約を締結するシェブロンラマスグローバルは、シェブロンと米建設大手のCB&Iの合弁会社で、石油精製などに関するプロセス技術のエンジニアリングやライセンス提供などを事業としている。

発表によれば、ユーグレナとシェブロンラマスグローバルが締結する契約は、ミドリムシから生成される油分を活用して製造するバイオ燃料精製の実証設備の建設に使われる技術ライセンスの付与を含めるものとのこと。

同契約については、2月に両社が発表したバイオ燃料精製設備の建設に関する基本合意を前進させるもので、設備の基本設計、触媒の提供を、シェブロンラマスグローバルと、米の技術研究開発を行う会社のARAが共同で行うことを含むものとのことで、ユーグレナは今後、設備の整備を進める。

また、同社は「バイオ燃料精製実証設備は早期の建設、稼働に向けて準備を進めており、日本国内の建設場所および設備稼働開始時期については、正式な決定後に開示する」としている。(ZUU online 編集部)

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