東京海上日動火災保険は6月8日、子会社を通じてサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の運営を開始することを明らかにした。在宅介護サービス子会社の東京海上日動ベターライフサービスが主体となって行うことになり、保険事業社がサ高住の運営に参入するのは今回が初めてとのことだ。

発表によれば、東京海上日動ベターライフサービスはかねてより在宅介護サービスを行ってきており、「みずたま介護ステーション」として居宅介護支援事業を1999年から推進している。東京、神奈川、千葉、埼玉で合計34拠点を運営しており、介護サービスを提供してきた実績を持つ。

東京海上日動は、子会社での介護事業で培った各種ノウハウを活かしながら、サ高住の運営事業に参入するとの趣旨のコメントを公表している。

また、同社はサ高住事業を神奈川県で開始。大和ハウス工業が設計・施工し、大和リビングマネジメントから運営を受託する形式となる。

併せて、同社は、周辺地域にお住いの方々にも介護サービスを提供するほか、「地域包括ケアシステム」の一翼を担う拠点となることを目指すなどとしている。地域包括ケアシステムは、厚生労働省などが中心となって進める次世代の医療システムで、高齢化時代に対応した地域医療の形を目指している。(ZUU online 編集部)

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