(写真=PIXTA)
6月9日、矢野経済研究所は国内の中古車流通市場の調査結果を発表した。同調査は2014年8月~2015年5月の間、自動車業界関係者に向けて実施されたもの。
同調査によると2014年の国内の中古車小売市場規模は、台数ベースで270万台、金額ベースで2兆8,566億円と推計。
2014年の1月~3月は消費増税前の駆け込み需要が発生したものの、4月以降は駆け込み需要後の反動減と消費マインドの低迷で中古車販売業者は苦戦を強いられた。大手中古車販売事業者を中心に早い店舗では夏頃から来客数、および販売台数が回復した。
2014年の個人間売買市場の取引台数は約40~60万台規模と試算された。
また、現車を確認せずにタブレット端末等の画像確認で車両を購入する自動車ユーザーは中古車小売市場の2割程度を占めていることから、個人間売買市場の潜在需要について中古車小売市場(200万台~300万台)における販売台数を前提として試算すると、約40万~60万台規模と推定。
今後、インターネット通販やインターネットオークションを利用する世代が車両購入世代になることで、潜在需要が顕在化し、需要の拡大が更に進むものとの見通しだ。
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