国際石油開発帝石 <1605> は6月10日、インドネシアで世界最大規模の地熱発電事業に参画すると発表した。伊藤忠商事 <8001> や九州電力 <9508> 、現地企業などが進める事業で、現地子会社を通じて国際石開帝石が地熱発電の事業会社に出資することで合意した。出資額は非公表。

国際石油開発帝石がインドネシアで地熱発電事業を手掛けるのは初めて。スマトラ島北部のサルーラ鉱区で進める地熱発電事業。伊藤忠商事などが出資する事業会社が出力330メガワットの地熱発電所を建設し、電力をインドネシア国営電力公社に30年にわたって売電する。2016年から段階的に商業運転する予定。

国際石開帝石は再生可能エネルギーへの取り組み強化を進めており、国内で地熱開発事業や太陽光発電事業を進めている。今回のプロジェクト参加もその一つで、再生可能エネルギーへの取り組みをさらに強化していくとしている。また、同社はインドネシアで原油・天然ガスの開発生産事業を実施するなど事業を展開しており、今後も同国で積極的に事業を展開していく考えという。

国際石油開発帝石は「一連の事業参画による連結業績への影響は軽微」としている。

国際石開帝石はインドネシアで原油や天然ガスの開発事業を手がける。現地では人口増で電力が不足しており、政府などから同社に対して地熱発電事業への協力を要請されていたという。(ZUU online 編集部)

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