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今まで、様々な富裕層の方々にお教えしました。 今回は、起業し、一代で社会的な成功を収められた方々が、お子様達にどのような教育をされているのか、に着目していこうと思います。


「叩き上げの成功者」の定義


ここでの、「叩き上げの成功者」の定義とは、その当該成功者が、いわゆる経済的に中流または貧困家庭の出身であり、主に事業を始めたことで、経済的に成功した方々を指します。
また、支店数等にこだわらず、1店舗のみでも継続的に安定した事業運営をされており、一般人の目から見た基準での成功した方々のこと、とします。


叩き上げの成功者の共通点


もちろん、この「叩き上げの成功者」の事業内容は十人十色ですが、私が取材した成功者の方々には、いくつか共通する点があります。
まずは、これは全ての成功者に通じることですが、 「信頼」を最重要視 しておられる、という点です。

「B級グルメ祭で、お子さんが、親御さんの手を引いて、ウチの店に再度並んでくれたんです。 このお子さんの成長が楽しみですね! 信頼関係を築くための、ウチの『草の根作戦』は、着々と進行中です!」(やきそば・お好み焼きチェーン店社長)

次に、 非常に社交的である 、ということ。 ご自分やお仕事についてのお話を包み隠さずなされる方々が多いです。 そして、よく「自分はまだ成功者ではない」とご謙遜されます。 これは、裏を返せば、 上昇志向が強い 、ということのあらわれ、と考えられます。 そして、 能力を非常に重要視 される、ということ。 ご自身が、高い学力・思考力・体力を備えられているため、それを幹部になる人にも求める傾向にあります。

こういった、ご自身の育った環境と成功までの軌跡が、お子様への教育に少なからず反映されています。


学力を重視


また、 「叩き上げの成功者」の多くは、お子様達には、跡を継ぐことを期待されてない一方で、教育に熱心であることが多く、私立の学校に通わせたり、進学塾や家庭教師を利用されるか、仮にそうでないとしてもお子様には高い学力を望まれることが多い です。

「叩き上げの成功者」の方々の殆どは、「成功するために、学歴は関係無い」とおっしゃります。 しかし、その一方で、そのご自身は、仮に学歴がないとしても、ほぼ 例外なく学力が非常に高い です。

「ウチの工場に勤めたら、まずは従業員に揉まれることが必要になります。 だから、修理工の勉強はさせたことがありません。 歴史好きの息子にそれは大変だろうから、別の道を歩ませてあげたいです。 そのためにも、学力だけはつけて欲しいですね。」(自動車修理工場社長)

「先生(私のこと)もご存知でしょうが、ウチの子は留学したい、と言ってますよね。 始めは、この子には『シンガポールにでも留学してもらって、ウチの資産を海外に移す手伝いでも…』とおもっていたのですが、今は期待してません。 経済の勉強はしっかりしてもらって、大きな企業にでも就職してくれれば、安定した生活はできるんじゃないんでしょうか…」(居酒屋チェーン店社長)

跡を継ぐ、継がないに関わらず、学力だけは十分につけておかないと、この厳しい世の中を渡っていくのは厳しい、と認識されているのです。