大手ネットショッピングサイトを運営する楽天 <4755> は6月22日、かねてより明らかにしていた二子玉川の新社屋「楽天クリムゾンハウス」への移転を開始したことを明らかにした。

発表によれば、「楽天クリムゾンハウス」は地下2階、地上30階立てのオフィス・ホテル棟で、その内の2階から27階までを占有する。隣接する「楽天クリムゾンハウスアネックス」の3、4階も使用する予定で、入居する人数は約1万人にも上る。

また、移転に合わせて楽天は、オフィスのハード面も拡充。ビデオカンファレンスシステムを全社的に拡充して、ユニファイド・コミュニケーションを強化したり、パーティションを排したオープンなオフィス空間を実現しているとのこと。

ソフト面でもオフィス環境のさらなる改良を図っており、イスラム教徒などの礼拝専用室を設置して祈祷室を用意したほか、カフェテリアでも宗教の定める食事の規定に対応したメニューを提供するなど、多様な宗教の人々が働ける環境の実現が図られている。

ほかにも、リスニング学習設備を備えた語学学習ルームを整備するなど、同社で働く従業員を師説のソフト面からも後押しする。

楽天は「従業員が快適に過ごせ、一人ひとりが十分にパフォーマンスを発揮できるような環境の整備を国内外の拠点オフィスにおいても実現していく」としている。(ZUU online 編集部)

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