稼げる若い人を育てていく

2015年5月には、mannakaでメディア「ケノコト」を立ち上げました。これは、食を含んだ「暮らし」に関わることを伝えていく媒体です。読み手の暮らしの中で使われることを意識していて、例えばレシピ情報なんかは、料理の作り方が書いてあるだけなくで、どんな時にこの料理を作るかと一言添えることで、読者が利用シーンを想起できるようなコンセプトにしています。

現在は、2つの会社の代表を勤めながら、3店舗の飲食店を経営しつつ、「マーケッター」として、様々プロジェクトに携わっています。日本の地方の魅力を伝える「いいねジャパン」や、「大人のダイエット研究所」と呼ばれる社団法人、学生起業家と一緒に新しい事業を立ち上げたりもしています。

僕の軸は、「おもしろいことを世の中に企んでいくこと」なので、これからもおもしろいと思うことにはどんどん首を突っ込んていきます。それがお金になるかならないかは関係なくて、価値を生めるかどうか。価値さえあれば、お金なんていくらでもついてきますから。

僕自身、世界一のマーケッターになる野望はありますが、それ以上に若い人にチャンスを与えたいと思っています。今、企画で有名な人はほとんどが40代以上で、あまり同世代が活躍していないんですよね。でも、実際若い人の発想がおもしろくて、それこそ10代がもっと企画するべきなんです。

そのため、経営する飲食店では、企画に興味があるスタッフも多いので、なるべく昼の時間に打ち合わせをして、実際にどんな提案をしているかの現場を見てもらったりもします。学生起業家の支援をやっているのも同じようなもので、おもしろいことを考えられる人にどんどん投資していきたいんですよね。

経営者として、自分が個人で稼げるのは当然として、いかに社員や後輩を稼げる人間に育てていくかが勝負だと考えています。その方法を伝えるのも自分の役目だと。今年は20代最後の年なので、とにかく動いていきますよ。そして、おもしろいことをやり続ける人生を送っていき、社員も家族もどちらも大切にしていきます。(提供: another life.

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