電力変換の技術革新を進める半導体新興企業トランスフォーム・インクは23日、大手グローバル投資会社KKR率いる投資コンソーシアムから7000万米ドル(約86億円)の投資を受けたことを発表した。調達した資金は技術革新、事業拡大に活用していく。
トランスフォームは、電気エネルギー変換市場に向け、窒化ガリウム(GaN)ソリューションを開発、提供。新しい半導体素材GaNを用いることで、電力変換の際に生じる全電力喪失量の40%を排除することが可能になり、大幅な省エネにつながる。また太陽光パネルや電気自動車向けモーターデバイス、インバータの設計と製造を簡素化する。
江坂文秀CEOは「当社製品により、大量の電力を使用する典型的なデータセンターでは年間、一般家庭1000軒分の年間消費電力量相当が削減されている。国内外に最先端のシステムを提供するにあたって、KKRの支援を得られることは喜ばしい」と話している。
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