日本フードサービス協会は6月25日、5月の外食産業の市場動向調査の結果を発表し、3カ月ぶりに全体売上で前年を上回ったことを明らかにした。ほぼ前年と横ばいとなる微増となったが、来月以降も前年割れを防げるかに注目が集まりそうだ。

同協会の発表によれば、5月はゴールデンウィークの連休もあり、休日数が前年より多かったことや、天候も良好だったことなどから、客数、売上が好調に推移したとのこと。その結果、全体の売り上げは100.8%と3カ月ぶりに前年を上回った。

また、調査結果についてより詳細に見ると、ファーストフードについては、前年同月比で下回る状況が続いており、5月についても売上高で97.0%となった。利用客数についても、94.1%と同様に前年同月割れとなり厳しい状況が続いている模様だ。

一方で、ファーストフードの客単価については、前年同月を上回り続けており、前年同月比で103.1%となっている。また、同協会はその他の点として気温が高かったことや、連休の値引きキャンペーンが奏功し、アイスクリームの売上はプラスとなったなどとも解説した。

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