電子書籍・電子雑誌の市場規模予測
(写真=プレスリリースより)

インプレスのシンクタンク部門であるインプレス総合研究所は29日、電子書籍市場の動向を調査し、その推計結果を発表した。

それによると、2014年度の電子書籍市場規模は 1,266 億円と推計され、2013年度の936億円から330億円(35.3%) 増加。電子雑誌市場規模は145億円(対前年比88.3%増)と推計され、電子書籍と電子雑誌を合わせた電子出版市場は1,411億円とした。

また、2015年度以降の日本の電子書籍市場は今後も拡大基調で、2019年度には 2014年度の2.3倍の2,890億円程度になると予測した。今後もスマートフォンやタブレットなどのデバイスの進化や保有者の増加をベースに、認知度の拡大や利便性の向上による利用率の上昇、紙の書籍との同時発売の増加などが予測される。

加えて、電子書籍ストアのマーケティングノウハウの 蓄積、電子オリジナルのコンテンツや付加価値のついた電子書籍の販売、セルフパブリッシングの拡大などにより、2015 年度以降も拡大が続くことも予想されるという。また、コミックに比べ電子化率も低くシェアも小さい小説等の文字ものの分野においても、著名な作家の電子化作品が増加することなどが予想され、徐々にシェアが大きくなると同社では分析している。

(ZUU online 編集部)

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