米自治領プエルトリコは29日までに、総額約720億ドル(約8兆8000億円)に上る債務の返済繰り延べなどを債権者に要請した。ガルシア・パディジャ知事が米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューで明らかにした。

その中でパディジャ知事は「債務を支払うことはできない。返済のやり繰りは限界にきている」と述べ、返済条件の緩和などを求め、すでに債権者との協議に入っているもよう。

債務は2013年に財政破綻した米デトロイト市の180億ドルを大幅に上回る。米自治領には連邦破産法の適用が認められないため、デフォルトに陥れば混乱は避けられない。

高金利のプエルトリコ債には、米国の投資信託会社などが投資しているが、償還されなくなる恐れも出ている。(ZUU online 編集部)

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