独立するきっかけをもう少し詳しく教えてもらえますか。

他の企業も指標を取るのに苦労しているだろうからビジネスになるかもしれない、という事業のシードを見つけ、そろそろ次のステージに進もうかと思っていたタイミングで会社の状況が変わってきていたので、2011年9月に退職しました。その後2か月ほどいくつかのVC(ベンチャーキャピタル)をまわってお話させていただいたところ、インキュベートファンドさんが興味を持ってくれて最初にやりましょうと言っていただきました。そして11月に株式会社pLuckyを設立し、その後シードラウンドでインキュベートファンドさんに出資していただきました。

設立した当時はこれから分析系の事業が伸びるだろうと言われていた時期でしたが、国内で同様の事業を始めようしていていたチームはあまりありませんでした。シードラウンドで資金調達できたのは、着目した事業ドメインがよかったこと、自分自身がコーディング(プログラミング)できること、(多くの起業家を輩出しているベンチャー企業の)ネットエイジにいたこと、だと思っています。

会社設立時は私一人でしたが、設立前から約束していた元同僚が最初にジョインし、その後にもう一人加わりまして、創業メンバーは3名で始めました。


2013年5月にサイバーエージェント・ベンチャーズさんから資金調達しましたね。

はい、そうですね。資金使途としては主に開発費です。知っている人に対してごく一部を外注することはありましたが、原則として内製しています。今回(2015年3月)アドウェイズさんとグローバル・ブレインさんから出資いただいたのですが、やはり今回も開発のための資金調達です。まだまだ製品開発のステージですね。