IT専門調査会社IDC Japanは14日、国内クラウドサービス関連ITサービス市場予測を発表した。同市場は高い成長を継続し、2019年には14年比3.1倍の1兆1879億円になると予測している。

発表によると、国内ITサービス市場全体は、企業業績の回復や金融、政府、公共分野での大型投資案件を背景に足元では堅調に推移しているが、成長率は中長期的には低下傾向にある。

これに対し、クラウドサービス関連ITサービス市場は、14年で前年比37.4%増の3831億円と、すでに3000億円を超える規模に達しているが、引き続き非常に高い成長率で拡大することが見込まれる。クラウドサービス自体の普及、ホスティング型プライベートクラウドの利用拡大、ハイブリッドクラウドの本格化などの要因が高成長を支えている。

同社ITサービスマーケットアナリストの植村卓弥さんは「19年までの予測期間の後半にかけては、既存業務をクラウドに移行、継承するためのITサービスから、クラウドを前提とする新たなワークロード、システム領域の支援サービスを求められる機会が増える」と話している。(ZUU online 編集部)

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