エントリーモデルから最高級モデルまで

MERCEDES_AMG_C63_S_

5月に発表されたメルセデス・ベンツAMG C 63(セダン・ステーションワゴン)は、8年ぶりのフルモデルチェンジとなった。CクラスのAMGモデルは、1986年の初代AMG 190Eに始まり、2007年のC 63 AMGまでラインアップの頂点となる高性能モデルとして開発されてきた。

発売は10月を予定しているが、AMGということで早くもファンからは熱い視線が注がれている。ツインターボの4.0L直噴エンジンを積んだAMG C 63はハイパフォーマンス志向だが、値段の方も1100万~1400万円と高額である。

また、最高級モデル「メルセデス・マイバッハ Sクラス(※1P目写真)」(2200万~2600万円)、新型スポーツカー「メルセデスAMG GT」(1580万円~1840万円)や新世代コンパクトモデル群(A/B/CLA/GLA)の新型ステーションワゴン「CLA シューティングブレーク」(360万円~545万円)を追加するなど商品構成を拡充したことはユーザー層を広げることにつながった。

近年、インポーター各社では価格を抑えたエントリーモデルを出してきているので、300万円以下のクルマのシェアは、2003年の19.4%から2014年の35.5%まで上がっていることも指摘しておきたい。目玉としてのエントリーモデルの導入は、これから輸入車が生き残っていく一つの方策である。

安全性能の信頼性や前述した硬軟合わせ持つブランド力、高価格帯からエントリーモデルまで幅広いラインナップ、これらもメルセデス・ベンツの魅力といえるだろう。下半期にはCクラスの4気筒クリーンディーゼルモデル、ディーゼルハイブリッドなどのパワートレーンの登場が予定され、商品攻勢は続いていく。

また、自動車ファンに向けた2016年1月の自動車誕生130年に先駆け実施中のキャンペーンなど、今後もメルセデス・ベンツに注目が集まっていくだろう。(ZUU online 編集部)

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