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(写真=PIXTA)


先週の中国株式市場

◆中国株 金融緩和期待後退にも拘らず上昇軌道に戻す

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◆先週の概況

先週の中国株式市場は上昇しました。ハンセン指数は週間で2%上昇し、2万5,415ポイントと節目の2万5,000ポイントを回復しました。また、上海総合指数も週間で2%高の3,957ポイントと続伸しました。

先週の上海総合指数は、4-6月期のGDPなどの経済指標の改善で金融緩和期待が後退したことから下落する場面もあったものの、中国証券報などの強気の論説を受けて投資家心理の改善が続き、週間では買いが優勢となり、3,900ポイントを回復しました。

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中国株式市場バリュエーション

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業種別リターン

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香港ハンセン指数採用銘柄 週間騰落率ランキング

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◆上昇

中国当局が発表した不動産市況を示す6月の中国の不動産景気指数が7カ月ぶりに上昇に転じたと伝わり、不動産株が軒並み賑いました。なかでも、恒基兆業地産(ヘンダーソン・ランド・デベロップメント、不動産管理・開発、 <0012> )や恒隆地産(ハンルン・プロパティーズ、不動産管理・開発、 <0101> )などが週間で5%近く上昇しました。

また、全面禁煙を進めるマカオのカジノ施設内で喫煙室の設置が許可されるとの観測で喫煙顧客増への期待から、金沙中国(サンズ・チャイナ、ホテル・レストラン、 <1928> )が週間で約9%上昇し、3週間連続で上げました。さらに、国際原油価格が下落したことから、国泰航空(キャセイ・パシフィック・エアウェイ、旅客航空輸送業、 <0293> )がコスト減期待で大きく買われ、週間で約4%値上がりしました。

◆下落

香港交易及結算所(香港証券取、各種金融サービス、 <0388> )が週間で約2%下落しました。また、聯想集団(レノボ・グループ、コンピュータ・周辺機器、 <0992> )も軟調に推移しました。さらに、国際原油価格が下落したことから、中国石油天然気(ペトロチャイナ、石油・ガス・消耗燃、 <0857> )と中国石油化工(シノペック、石油・ガス・消耗燃、 <0386> )が軟調に推移しました。