明治安田生命保険は7月24日、米中堅生保のスタンコープ・ファイナンシャル・グループ(SFG)を買収する手続きを開始することで同社と合意したと発表した。今後、スタンコープ社株主総会での承認や日米関係当局による認可等を条件に、スタンコープ社が明治安田生命の完全子会社となる予定。
買収総額は49億9700万ドル(日本円で約6246億円)で、国内生保によるM&A(合併・買収)としては過去最大の規模となる。
スタンコープ社は1906年に創業。米オレゴン州ポートランドに本社を置く。団体保険分野に強みを持ち、同分野では全米トップクラスという。
明治安田生命は米国生命保険市場に関して、1976年に日本の生命保険会社として初めて進出。同市場は収入保険料ベースで約66兆円の規模を擁する世界最大の市場であり、人口増加と堅調な経済成長を背景に中長期にわたり安定成長が期待できると考えているという。
明治安田生命は買収について「本件買収により、海外保険事業の規模・収益の飛躍的拡大を図り、グループ全体での収益拡大と事業ポートフォリオの多様化(事業リスクの分散)を通じて、契約者利益のさらなる向上をめざしてまいります」としている。(ZUU online 編集部)
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