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(写真=プレスリリースより)

シャープ <6753> は7月31日、2016年3月期第1四半期(2015年4~6月期)の連結決算を発表した。最終損益は339億円の赤字で、4?6月期としては5年連続の最終赤字となった。

最終損益の赤字幅は前年同期の17億円から拡大した。売上高は0.2%減の6183円だった。営業損益は287億円の赤字で前年同期の46億円の黒字から赤字転落した。経常損益は333億円の赤字(前の期は54億円の赤字)だった。

携帯向けのカメラなどデバイスビジネスでは売上高が前年同期を上回ったものの、液晶テレビや携帯電話などのコンシューマーエレクトロニクス部門では売上高が約20%の減少。太陽電池の販売が減少したエネルギーソリューション部門の売上高は46.6%減となった。

また、収益性が低下し投資額の回収が見込めなくなった生産設備など計65億円の減損損失を計上した。

16年通期の業績見通しは従来予想を据え置いた。売上高は0.5%増の2兆8000億円、営業損益は800億円の黒字の見通し。前期の営業損益は480億円の赤字だった。経常損益と最終損益の見通しは、構造改革が具体化し合理的な算定が可能な時点で公表するとし、開示していない。(ZUU online 編集部)

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