今日は立秋ということですが相変わらず暑い日が続いています。暑い夏と言うことで猛暑関連銘柄などを中心に株式市場にとっても追い風となりそうですし、訪日外国人だけではなく消費関連というところも大いに期待できそうです。
8月決算銘柄は小売業なども多く、株主優待などを期待した買いもまだまだ見られるのではないかと思います。食品株や小売株の決算を見ても、株価先行ではあるものの業績がついてきているものも多く、まだまだ株式市場には強気で対処しても良いのではないかと思います。株高を期待しながら暑さをしのぎたいと思います。
米国株安を受けて引き続き冴えない展開となりそうです。ただ、決定的に売り急ぐような材料もなく、為替も落ち着いているので、手掛かり難ということで方向感に乏しい展開となりそうです。決算動向に敏感に反応、売られすぎたものなどは買い直されるものと思います。全体的に値持ちの良い展開は期待できそうです。幕間つなぎ的に目先的に売られた小型銘柄の反発も期待できそうです。
20,500円を挟んでの動きとなりそうです。20,400円~600円水準が居心地がいいという感じで、為替に大きな動きが出るということがなければ、米国経済指標などに反応しながら方向感に乏しい展開が続くのではないかと思います。目先的な戻り相場、過熱感を日柄調整で冷ますということなのでしょう。
本日の投資戦略
ギリシャの株式市場が再開と言うニュースがありましたが、特に問題視されるということもありませんでした。あれだけギリシャ、ギリシャと騒いでいたものが結局はギリシャの問題は特に関係はなかったということでしょう。同様に中国の問題も中国の株価ということでは影響はほとんどないと思います。本当に中国の景気が悪いということであれば問題ですが、中国政府のてこ入れで大きな落ち込みは避けられるのではないかと思います。
米国でも芳しくない景況感指数が見られましたが、やはり、製造業ではドル高懸念が出ているということではないかと思います。原油安もデフレ懸念につながるということで慎重なのだと思います。ただ、ますます9月利上げがなくなったということでもあり、その間に日欧あたりで景気底入れ感が強まれば世界的な株高も期待されると思います。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・
アルゴナビス
> 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。
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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
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