神戸製鋼
(写真=プレスリリースより)

神戸製鋼 <5406> は8月5日、加古川製鉄所の競争力強化に向けて、2基目の脱りん炉を建設することを決定したことを発表した。総投資額は約90億円で2016年度に着工予定という。

加古川製鉄所では、2014年4月から脱硫設備2基と脱りん炉1基を備えた新溶銑処理工場が稼働中だが、2基目の脱りん炉はこの新溶銑処理工場の中に新たに増設する。2017年度に営業運転を始めて、年間20億円強のコスト削減を行う。

同社鋼材の代表的な製品である自動車用高張力鋼板(ハイテン)やばね鋼、スチールコードなどは、一般的な鋼材より高い清浄度が要求されるため、溶銑処理で硫黄やりんを低減する必要があるという。今回2基目の設置となる脱りん炉を設けることで、処理時間の大幅な短縮と効率化を図る。

同社は2017年度に神戸製鉄所の上工程を加古川製鉄所に集約する予定。今回の投資で、集約後の生産体制でコスト競争力強化を図るとともに、高付加価値製品への対応力向上を目指す。(ZUU online 編集部)

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