シャープ <6753> は8月19日、米国カイメタ社と新たな方式のフラット型衛星アンテナを共同開発すると発表した。移動体衛星通信の低コスト化と信頼性の向上を図るという。

従来のパラボラアンテナと同等の送受信性能が実現できるとともに、可動部品なしで衛星を追尾できることから、信頼性が高く薄型で軽量のため、車や船舶、航空機などの移動体に容易に設置することができるという。

カイメタ社が開発した「mTennaTM技術」を採用して開発する。衛星との送受信に必要な回路を形成したガラス基板に、もう一枚のガラス基板を重ねた基本構造で、液晶ディスプレイの構造に近いため、シャープが保有する液晶用の生産ラインを活用した共同開発や試作が可能という。(ZUU online 編集部)

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