デンソー
（写真＝プレスリリースより）

デンソー <6902> は8月19日、バイオ燃料の実用化に向け、熊本県天草市に国内最大級の敷地面積で、微細藻類（シュードコリシスチス）の大規模培養実証施設を建設すると発表した。2016年4月から稼働を開始する予定という。

同社はこれまで、愛知県西尾市の善明製作所内の敷地（300平方メートル）で、培養実験を進めてきた。バイオ燃料の生産効率を高めるためには、大規模培養技術の確立が必要であるとして、天草市の廃校の土地・施設を活用して新たな培養施設を設けることにした。敷地は約2万平方メートル。2018年度をめどに、藻から抽出したバイオ燃料の実用化に向けた要素技術の確立を目指す。

デンソーは2008年4月から、「シュードコリシスチス」というオイルを産生することができる藻を使ったバイオ燃料を生産する研究に取り組んでいる。（ZUU online 編集部）

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