NZ①

今回はニュージーランドに投資を行う際の、様々な手段や手法について、ご説明させていただきます。


様々な投資方法

ニュージーランドでは、海外投資家向けに匿名性を保護するための様々な投資手段が用意されています。ニュージーランドは他の先進国と同様、法治国家であり、投資のための各種法律が整備されています。一般的な投資手段の例として、プライベートトラスト、ベアトラスト、ノミニーカンパニー、リミテッドパートナーシップ、NZLTC、LLPなどが挙げられます。


プライベートトラスト

NZのトラスト(信託)の仕組みは英国の信託法に起源があり、その体系も類似しています。
NZの法信託では、非居住者である委託者によって設定されたトラストで、NZ国内で得た所得でない資産について、NZ国内での納税義務は発生しません。受益者の範囲はその信託の全ての財産と所得により利益を受ける人となります。委託者・受託者・受益者(非居住者であることを証明した場合)のいずれもNZでの納税義務はありません。NZ国内で所得が発生した場合、その範囲内で納税をすることとなります。NZで登記された法人信託または個人(ひとりまたは複数人)が唯一の受託者としてその信託の運用を行うことが出来ます。トラスト内の資産は委託者や受益者名義ではなく、受託者名義で保有・保管されることとなります。トラストは信託証書に基づいて設定されます。これは機密文書(Confidential Document)でありNZで登録を行ったり公に公開されることはありません。受託者は信託証書に従って運用を行うことが義務付けられています。


ベアトラスト

ベアトラストはプライベートトラストと非常に良く似た信託方法です。唯一の違いは、同トラストの受託者は、投資家または委託者の指図に従ってのみ運用を行うことが可能であるという点です。委託者・受託者・受益者(非居住者であることを証明した場合)のいずれもNZでの納税義務はありません。NZ国内で所得が発生した場合の取扱いや保有・保管方法、トラスト設定方法に関しても上述のプライベートトラストと同様です。