フィデリティ投信は8月26日、米国ハイ・イールド債券の相場見通しについての特別レポートを公開し、高利回りの金利やスプレッド縮小による価格上昇により良好なパフォーマンスを見せるとの予測を明らかにした。
フィデリティ投信は、市場環境は不安定化しているものの、「米国ハイ・イールド債券の相場は相対的に安定した動き」だと指摘。リスクオフも進んでいる一方で、同社は「債券が持つ安定性という特徴と、高利回りの金利収入による下支えが、相対的な安定推移の主な要因」と安定的に推移している原因を分析した。
また、同レポートによれば、米国ハイ・イールド債券についても、利回りが7.8%、10年債のスプレッドも5.8%にまで上昇しており、「魅力的な水準まで上昇」しているとのことだ。
他方、同債券相場の将来見通しについては、「米国ハイ・イールド債券発行企業の業績は堅調で、低い金利や長い償還年限での資金調達で財務改善をすすめていることから、デフォルト率は低水準で推移する」との予測を同社は示した。
加えて、米国ハイ・イールド債券市場は相対的に安定して推移すると予想を明らかにした上で、同社は「投資家心理の悪化によって相場が下落している局面は魅力的な投資機会だ」としている。(ZUU online 編集部)
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