いまある企業の中で、100年後も残っていると思うのはどこかと問われたら、どこを思い浮かべるだろうか? リスクモンスター株式会社 <3768> が第2回「100年後も生き残ると思う日本企業」の調査結果を発表した。対象となった企業は年間売上2,500億円以上、従業員数5,000人以上の企業200社。有効回収1,000サンプルの複数回答で、回答率の高い順にランキングされている。さっそく20位から見ていこう。


12位は前回45位から大躍進の富士フイルム

20位 日清食品(日清食品ホールディングス <2897> )
回答率 10.4%%。前回調査では12位。回答率を1.9ポイント下げた。

18位 全日本空輸(ANAホールディングス <9202> )
回答率 10.6%。同率で18位が2社。0.8ポイントマイナスで前回同様18位。

18位 キッコーマン <2801>
回答率 10.6%。同率18位。0.7ポイントのマイナスで前回19位から下げた。

17位 ヤマト運輸(ヤマトホールディングス <9064> )
回答率 10.9%。回答率マイナス1.3ポイント。前回13位から4つ落とした。

16位 キユーピー <2809>
回答率 11.0%。前回24位から16位に上がった。0.4ポイントのプラス。

15位 サントリー
回答率 11.2%。サントリーは前回14位。0.9ポイントのマイナスでほぼ横ばい。

14位 三菱重工業 <7011>
回答率 11.3%。前回20位。回答率は0.2ポイントの微増ではあるが14位へ。

13位 ブリヂストン <5108>
回答率 11.5%。回答率1.9ポイントのマイナスで、前回の9位から13位へ。

12位 富士フイルム(富士フイルムホールディングス <4901> )
回答率 11.6%。前回の45位から大躍進を見せ12位。4.1ポイント伸ばした。

11位 味の素 <2802>
回答率 11.9%。回答率1.6ポイントのマイナスが響き、前回の8位から11位へ。


続いてトップ10。1位は前回と同じあの大企業

10位 キヤノン <7751>
回答率 12.0%。前回同様10位となった。回答率は0.8ポイントのマイナス。

9位 TOTO <5332>
回答率 13.3%。2.3ポイント伸ばし、前回の21位から9位へと跳ね上がった。

8位 西日本旅客鉄道(JR西日本) <9021>
回答率 13.4%。前回16位。回答率を1.9ポイント伸ばして順位を上げた。

7位 日立製作所 <6501>
回答率 13.8%。マイナス0.4ポイントと若干の下げで、前回の6位から7位へ。

6位 日産自動車 <7201>
回答率 14.9%。回答率を3.1ポイント下げ、前回の3位から6位へと落とした。

5位 パナソニック <6752>
回答率 16.0%。0.7ポイント回答率を上げたが、昨年の4位から順位を下げた。

4位 東海旅客鉄道(JR東海) <9022>
回答率 16.2%。回答率を2.3ポイント伸ばし、前回の7位から4位へ。

3位 東日本旅客鉄道(JR東日本) <9020>
回答率 16.9%。前回5位。回答率を2.0ポイント伸ばして3位へ浮上。

2位 本田技研工業(ホンダ <7267> )
回答率 20.4%。回答率は2.3ポイント下げたが、前回同様2位となった。

1位 トヨタ自動車 <7203>
回答率 42.0%。前回と変わらず不動の1位。回答率は3.9ポイントの下げ。


前回に続き、トップはトヨタ自動車。ポイントの下げはあったものの、他社を圧倒するパーセンテージでの1位獲得となった。上位を自動車製造業と鉄道業が独占する結果となり、リスクモンスターは「今後の日本経済を牽引していく役割として、期待が寄せられていることが窺える結果」であると評している。

また同社は、「これからの100年間に起こり得る様々な事象に対して、『自社の技術やノウハウを活用して柔軟に対応できる企業』や『消費者ニーズを的確に捉え、自ら需要を創出できる力を持つ企業』こそが市場で求められている企業であり、100年後も生き残る企業になり得るのではないでしょうか」と分析している。今から100年後、どの業種のどの企業が生き残っているのだろうか。できることなら、未来をのぞいて確かめてみたいものだ。(ZUU online 編集部)

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