U-NEXT<9418>・マザ
◆ネットフリックス日本上陸で定額動画配信サービスに追い風
U-NEXTは、東京都渋谷区神宮前に本社がある映像・音楽配信サービスと光回線販売・代理がメインビジネスの企業です。
◆USEN
U-NEXTは、USENから事業承継し発足した会社です。USENから映像・音楽配信サービスと光回線販売・代理業を引き継いでいます。昨年2014年12月に東証マザーズに新規上場しています。
◆格安スマホ
今までの光回線販売・代理業に加えて格安スマホの販売も行っています。しかし、このビジネスは売上高は稼げますが、収益率が低いビジネスとなっています。
◆課金型の映像・音楽配信
今後の成長は収益力の高い課金型の映像・音楽配信サービスです。8万本以上の日本最大級のデジタルコンテンツ配信サービスを提供しています。
1990円(月額・税抜)で2万本以上の作品が見放題となっており、毎月1000ポイント貰えるポイントで最新作なども視聴可能です。競合としては、携帯キャリアのNTTドコモの「dビデオ」などや、月額933円(税抜)で1万本の映画・ドラマが見放題の「Hulu」などです。
◆ネットフリックス
世界に5740万加入という映像配信の世界最大手企業のネットフリックスが今秋に日本上陸予定です。米国では月額8・99ドルという低額で、ネットフリックスでしか見ることのできないオリジナルTVドラマなどを武器に好調です。日本でも、吉本興業などと提携してオリジナル番組を武器にするようです。
U-NEXTにとっても脅威ですが、実は他社のサービスにない武器がU-NEXTにはあります。それは、「成人向けのアダルト作品」です。このサービスは、携帯キャリアや、米国のHuluやネットフリックスにはありません。
「アダルト」があるので、U-NEXTの解約率は他社のサービスに比べて、かなり低いようです。ネットフリックス上陸で定額動画配信サービスの認知度が高まれば、「アダルト」を武器に、U-NEXTが漁夫の利を得ることになりそうです。
◆投資戦略
今秋のネットフリックス上陸で、定額動画配信サービスの認知度が高まれば、高額ですが、豊富なコンテンツを持ち、「アダルト」という武器をもつU-NEXTに追い風となる可能性が高く、中・長期的な投資タイミングとなりそうです。(記事提供: 株主手帳 )
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