9月12日、武田薬品工業 <4502> 、糖尿病治療薬「アクトス」に起因する製造物責任をめぐる米国での訴訟について、96%超の原告が和解を受け入れたと発表した。
武田薬品はアクトスの発がん性リスクを「十分に説明していなかった」として米国内で約1万件の訴訟を起こされている。
4月に公表された和解プログラムでは、原告の95%以上が和解を受け入れることが和解成立の条件となっていた。和解が成立した場合、武田薬品は24億USドル(約2880億円)を和解基金に支払うことになる。
現在は和解プログラムについて審理が行われており、9件のうち7件が解決することになる。
同社は発表にて「和解を選択することを決定しましたが、当社のアクトスに対する考えに変わりはありません。当社は、米国および日本やその他の国々で糖尿病治療の選択肢として引き続きアクトスを提供いたします」とコメントしている。
なお、同社はすでに27億米ドル(約3241億円)を2015年3月期に引当計上しており、今期の損益には影響しないものと見込んでいる。(ZUU online 編集部)
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