9位 ブライアン・チェスキー (34)
AirbnbのCEO兼共同創業者33億ドル(約3960億円)
空き部屋を貸したい所有者と旅行客をつなぐサービスを手掛けるAirbnb(エアビーアンドビー)のCEO兼共同創業者。今年6月に15億ドルを資金調達し、設立後7年で総額250億ドル超の企業に成長させた。空き部屋の登録件数は1500万件。サービス利用者数は2015年初めに3千万人を突破。フォーブスの推定では、チェスキー氏は13%の株式を保有している。
元ボディビルダー。大学卒業後、2008年にネイサン・ブレチャージク氏、クラスメートのジョー・ゲビア氏と、エアビーアンドビーの前身「エアベッドアンドブレックファースト」を設立。今年5月にオバマ政権より国際企業家大使に任命された。全体194位、8点。
9位 ジョー・ゲビア (34歳)
Airbnbの共同創業者 33億ドル(約3960億円)
AirbnbのCPO(最高製品責任者)兼共同創業者。出張への参入や、アフリカやキューバなどの新規市場開拓に貢献した。フォーブスの推定によると、13%の株式を保有。全体194位、8点。
9位 ネイサン・ブレチャージク (32)
AirbnbのCTO 33億ドル(約3960億円)
最近は、急成長するキューバ市場での開拓を監督している。フォーブスの推定によると、13%の株式を保有。全体194位、8点。
7位 アレサンドロ・サント・ドミンゴ (38)
ビール産業関連の巨額な遺産相続 38億ドル(約4550億円)
2011年に亡くなった父フリオ・マリオ氏よりビール産業関連の巨額な遺産の3分の1を相続した。サント・ドミンゴ家の顔としての役割を担う。一族にとって最大の収入源は、世界2位のビール会社SABmillerの15%の株式。2005年に父マリオ氏が、コロンビア最大手のビール会社Bavariaの売却取引で獲得したものである。
今年9月に競合アンハイザー・ブッシュ・インベブがSABミラーに買収を提案すると発表した際、一族が保有する株式資産価値が大きく上昇した。その他に、南米で20以上のホテルの買収や工業団地や物流ハブ建設を計画している大手開発企業も一族の資産に含まれる。毎年得られる巨額な配当は資産運用に充てており、現在の主な投資先はテレビ局や映画製作会社、物流企業、オンライン小売業などのコロンビア企業である。
これまではコロンビア国籍として世界の長者番付に記載されていたが、フォーブスの調査でアメリカ国籍と判明したため、今年初めて米国長者番付に加えられた。全体149位、3点。
7位 アンドレス・サント・ドミンゴ (37)
ケマド・レコード立ち上げ 38億ドル(約4550億円)
先出のアレサンドロ・サント・ドミンゴ・ダヴィラ氏の弟で、同じく遺産の3分の1を相続した。アメリカで生活しており、2000年にブラウン大学を卒業後、ニューヨークでケマド・レコードというレーベルを立ち上げたとされる。妻のローレンさんは、雑誌ヴォーグの寄稿編集者であり、またランウェイ後の最新ファッションアイテムを店頭に並ぶ前に購入できるサービスを提供するモーダ・オペランディの設立者でもある。
アンドレス氏は、慈善団体であるクリントン財団に10万ドル以上を寄付している。全体149位、3点。
6位 エリザベス・ホームズ (31)
セラノスCEO 45億ドル(約5390億円)
安価で使いやすい画期的な血液検査を提供するセラノスのCEO兼創業者。指先から数滴の血液を採取するだけですぐに複数の検査が可能。痛みはほとんどなく、民間ラボの何分の一かの費用ですむ。ベンチャー企業投資家から4億ドルを資金調達し、セラノスの時価総額は90億ドルとなった。ホームズ氏は、45億ドルに相当する50%の株式を保有。世界最年少の女性億万長者となった。
叔父をがんで亡くしたことが病気の早期発見の道に進むきっかけ。スタンフォード大学を2年で中退し、2003年に起業した。全体121位、8点。