2015年版全米長者番付の45歳未満の若手ランキングが発表された。IT関連企業の好調な株価の影響が大きく反映された内容となっている。独自の発想で起業した新興企業の創業者たちが多く名を連ね、史上最年少25歳の億万長者も誕生した。日本でなじみのある企業も見られる。

ランキングはアメリカの経済誌『Forbes』によるもの。若手部門トップ20人のプロフィールは以下の通り。なお点数は「自力スコア」を示す。10点満点で、資産相続をしただけで増やす努力をしていない場合は1点、貧しい環境で育ったが障害を乗り越え自力で富を築いた場合は10点となる。


20位 ニコラス・ウッドマン (40)

GoPro創業者 17億5000万ドル(約2100億円)

探検での撮影用ヘルメットカメラなどのウェアラブルカメラメーカー「GoPro」CEO兼会長。2014年の6月に株式公開した。ウッドマン氏は40%の株式を保有。従来の直方体のカメラとは一線を画す正方形の小型軽量の新モデルSessionを7月に発表。さらに、同氏は新製品の「Quad copter」でドローン業界に参入すると発言している。全体389位、8点。

カリフォルニア出身でサーフィンが趣味。父親は投資銀行家。2002年に設立して最初の試作品カメラは母親のミシンとドリルで制作した。


19位 ボビー・マーフィー (27)

Snapchat共同創業者 18億ドル(約2160億円)

スタンフォード大学で知り合ったエヴァン・スピーゲル氏らと共に写真や動画の共有アプリSnapchatを開発。フォーブスの試算ではスピーゲル氏とマーフィー氏はそれぞれ13%、11%の持ち株を保有。スピーゲル氏に次いで2番目に若い億万長者となった。

以前のフォーブスのインタビューで大学時代のことを聞かれ、「僕たちはかっこよくなかった。だからかっこよく見せるために作ったんだ」と答えている。全体375位、8点。


18位 フリオ・マリオ・サント・ドミンゴ3世 (30)

遺産で富豪仲間入り 19億ドル(約2280億円)

2011年に亡くなったフリオ・マリオ氏の孫で、ビール産業関連の巨額な遺産の6分の1を相続。モナコ公国のアンドレア・カシラギ王子と結婚した姉のタチアナ・サント・ドミンゴ氏も同じく6分の1を相続した億万長者だが、アメリカ国籍でないため米国長者番付の対象外となった。全体358位、1点。


17位 エヴァン・スピーゲル (25)

史上最年少の億万長者 21億ドル(約2520億円)

一定の閲覧時間でデータが削除される写真や動画の共有アプリSnapchatのCEO・共同創業者。スタンフォード大学で知り合ったボビー・マーフィー氏らと共に開発し、2011年に起業した。ユーザーは約1億人。2015年の売上見込みは約5千万ドル。2015年5月に5億3800万ドルの新たな資金調達を行い、時価評価が160億ドルになったとされる。全体327位。

2013年にFacebookより30億ドルで買収の提案を受けたが、拒否したことも話題となった。フォーブスの試算ではスピーゲル氏とマーフィー氏はそれぞれ13%、11%の持ち株を保有。今回初のランクインで史上最年少25歳の億万長者となった。