そこに目をつけて攻勢をかければ売るかもしれませんよね。上場するのかわかりませんが、要はそれをUSJみたいに買う会社が出てくることだってあり得ます。この可能性は誰もが否定できません。
あとは、23万人の社員を抱えていますから、家族を含めると60万人くらいはいますよね。郵便局の局長さんは、基本的には地方の名士さんが多いですから、影響力は絶大です。
そう考えると、彼らが本気で動けば何でも出来ると思いますよ。カードとか保険とか。かんぽ生命が取り扱っていない保険も沢山ありますからね。
今後は民間企業になりますから、どこと業務提携するのかわかりません。どのような新規ビジネスに参入してくるのか分かりません。しかも、2万5000局というラストワンマイルを持っています。届け物があり、誰にどこから郵便がきているとか全部知っているわけですよ、超ビッグデータです。
具体的にどう使えるのかということころでは、ビッグデータの場合は問題もありますがね。個人情報の問題もありますけどね。ただ、やり方はあると思います。
――そう考えると、郵政3社は恐ろしいほどのポテンシャルを有しているわけですね。
みんなの期待があまりないので、郵政3社が本気で変わろうとアクションを起こしたときのサプライズは凄いですよ。逆に期待が高すぎると、ダメだと思いますね。期待通りに実行できる規模の会社ではありませんし、すぐには動かないですよ。JTの上場も、「結局20年経ったら全然違う!」という形になっているわけです。やはり、それは10年経ってみて初めて評価できるものだと考えます。ですから、長い目で保有されるのが良いと思いますね。
*10月12日の「 郵政3社上場と日経平均株価の年内見通し 」に続く。
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