郵政3社
(写真=Getty Images)

日本郵政グループ3社の上場まで残り1ヶ月足らず。折しも日経平均株価がここにて底入れの兆しを示していることもあり、これから投資を始めようとするビギナーのなかには、投資対象として郵政3社を検討されている方もおられるのではないだろうか。そこでZUU onlineでは、「相場の福の神」の愛称で知られる、SBI証券・投資調査部シニアマーケットアナリストの藤本誠之氏に、注目される郵政3社のポイントと見通しについて、4つのテーマに分けてインタビューした。第2回は「日本郵政3社、上場後の価格推移はどうなる?」について。福の神の分析を紹介しよう。

――郵政3社の上場後の株価推移については、どのように見ておられますか?

すぐに30%、40%も上昇するとは思えませんが、少なくとも5%から10%高い水準で寄りついて、そのあたりで推移するようであれば、買い意欲を刺激するでしょう。郵政上場をきっかけに初めて投資をされる方も多いと思いますが、そういう場では、高い配当利回りや株主優待などのインカムゲインに注目した投資がより増えると考えます。

――そうなると、郵政3社はどれも買いでしょうか?

どれも買いだと思います。

――3社のなかで、どれが一番オススメですか?一番割安な銘柄とか、様々な判断基準があると思いますが。

同じ比率で上昇するなら高い銘柄を買ったほうが得ですね。3社が同じ10%上がるんだったら、10万円の10%よりは、20万円の10%のほうが投資妙味が高いでしょう。たとえば、値上がり率は一番悪いかも知れないけれども、幅で考えたときには一番得かもしれない、という見方もできるでしょう。


上場後2~3ヶ月で郵政株が大きく上昇する可能性も

――郵政上場は、NTT上場と比較されることがありますよね。ただ、NTTは長期的には下げましたが、上場から2カ月くらいは相当上げましたよね。郵政3社も、上場後の2~3カ月は結構な値段をつける可能性はありそうですか?

あると思いますね。12月末に向けてTOPIXに組み込まれますから、その買いも入ってくるでしょう。

しかも、今の500兆円くらいの時価総額のところに13兆円の時価総額の会社が上場するわけですから、やはりかなりの割合を買わなければいけないですよね。まあ、浮動株比率がどうなるか見えていないので、ざっくりした計算になりますが…。恐らく、TOPIX連動型のファンドは6000億円から7000億円近く買わなければならなくなると思います。13兆円の企業を無視することはできません。


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