10位 エドワード・ロスキ・Jr.(76)
ホッケー・バスケのプロチームも共同所有 40億ドル(4786億円)
貧しいポーランド移民家庭に生まれたロスキは、父親の興した不動産会社マジェスティドナルド・トランプック・レアルティ社を継ぎ、現在730万平方メートルに及ぶ土地を持つ。LA郊外の工業地帯シティ・オブ・インダストリーに多くのビルを所有する。ホッケーやバスケットのプロチームの共同オーナーとしての顔も持ち、自らもダイビングや登山などのスポーツ愛好家。ベトナム戦争では海兵隊将校として功績をあげた。
9位 ジェリ―・スペイヤー(75)
ロックフェラーセンターの企業支配権所有 44億ドル(5264億円)
NYロックフェラーセンターの企業支配権を持つことで知られるスペイヤー。ベルリン、ロンドン、フランクフルト、パリ、サンパウロにも超高層ビルを所有し、現在は共同CEOである息子サム・ゼルのロブと共に中国進出を狙う。米国史上最高額の住宅ローンの焦げ付きを出すなど紆余曲折あったが、現在は730億ドルの株式ファンドを所有する大企業。MOMA美術館やNY長老派教会病院の会長職も務めている。
8位 ドナルド・トランプ(69)
共和党候補として大統領選出馬めざすお騒がせ不動産王 45億ドル(5384億円)
NYマンハッタンの目抜き通りに建つトランプ・タワーはあまりにも有名。この12か月間の不動産価格上昇で不動産王トランプの所有財産価値は大幅に上昇したといわれる。メディアへの露出を好み、NBCテレビの「アプレンティス」に14年間出演したが、来年の大統領選出馬準備のために降板。移民への差別発言が物議を醸したお騒がせセレブでもある。
7位 レナード・スターン(77)
ハーツ・グループ会長兼CEO 47億ドル(5623億円)
NYに本社を持つハーツ・グループの会長兼CEO。ニュージャージーとニューヨークの各州に、合わせて340万平方メートル以上の不動産を持つ。シカゴのダウンタウンにそびえる超高層ビル「ワン・スーペリア・プレイス」も彼の持ち物。家族で経営していたペット用品業からキャリアをスタートさせたが、その後土地の売買に乗り出し、ペット事業会社は2000年に3億5000万ドルで売却した。
6位 サム・ゼル(74)
不動産以外にも進出、NASDAQへも上場 49億ドル
2007年に自身の不動産会社を390億ドルで売却し、以降は投資家としてビジネスを発展させてきた。会長を務めるエクイティ・グループ・インベストメンツ社は今年7月、14の病テッド・ラーナー院を擁するアーデント・ヘルス・サービス社の企業支配権購入計画を発表。4月にNASDAQ上場を果たしたリアル・インダストリー社は化粧品事業も手掛けるなど、その事業内容は多岐にわたっている。