5位 ジョン・A・ソブラート(76)とそのファミリー
Appleなど入るオフィス街をシリコン・バレーに所有 50億ドル(5982億円)
母親がリチャード・ルフラック夫の遺したレストランの売却資金で始めた不動産業を、学生時代から手伝っていたソブラート。自身の会社を1979年に創立し、今日ではシリコンバレーに所有する70万平方メートルものオフィスビル地帯にApple、Yahoo、Netflizといった名だたる企業の本社が建ち並ぶ。現在は息子のジョンがCEOとして会社を率いる。慈善活動にも熱心な一族で、これまでに地元の非営利団体に3億ドル以上の寄付をした。
4位 テッド・ラーナー(89)
妻に借りた250ドル元手に不動産会社を大成長 55億ドル(6581億円)
1952年、当時26歳だった彼が、妻から借りた250ドルを元手に始めた小さな不動産会社が、今や商業施設、ホテル、7000室のアパートなど計180万平方メートル超の不動産を所有する大企業ラーナー・エンタプライズに成長した。FBIの新本部建設プロジェクトの数スティーブン・ロス少ない候補業者のひとつに挙げられている。MLBワシントン・ナショナルズのオーナー。病院や大学への寄付活動でも知られる。
3位 リチャード・ルフラック(70)とそのファミリー
祖父の興した不動産業を拡大、NYなど3州に広大な土地所有 61億ドル(7298億円)
NYのユダヤ人家庭に生まれたルフラック。祖父ハリーの興した不動産業を、2代目である父サミュエルから引き継ぎ、今日の栄華へと導いた。ニューヨーク、ニュージャージー、フロリダの3州にわたり莫大な不動産を所有する。今年6月に着工した最新プロジェクトはマイアミ北部の70ヘクタールもの土地に4000戸以上のレジデンスと巨大商業施設を建設する壮大な計画。
2位 スティーブン・ロス(75)
NYタイム・ワーナー・センターなど開発 67億ドル(8016億円)
会長を務めるリレイテッド・カンパニーズは、米国最大の開発プロジェクトを手掛ける不動産開発会社。2024年完成予定のNYハドソン・ヤード計画は150億ドルの予算をかけたメガ開発プロジェクト。NYタイム・ワーナー・センターは同社の開発による。ロスは同ビル内の、億万長者が多数居住することで有名なマンダリン・オリエンタル・レジデンスに住んでいる。
1位 ドナルド・ブレン(83)
米国一の不動産王、大学などへの寄付にも熱心 152億ドル(1兆8186億円)
南カリフォルニアを中心に合計およそ1000万平方メートルに及ぶ不動産をもつ、米国一の不動産王。会長を務める不動産会社アーヴァイン・カンパニーは500棟のオフィスビル、40余りのショッピングセンター、5万室のアパート、3軒のホテル、数軒のゴルフクラブとマリーナを管理運営する他、シリコンバレー大開発計画が2019年に完成予定。後進の育英にも熱心で、大学など公的機関への寄付活動でも知られる。
(ZUU online 編集部)