ブラックロック・ジャパンは20日、東京証券取引所に新たに4本のETFが上場されたと発表した。上場されたのは「iシェアーズTOPIX ETF」 <1475> 、「iシェアーズJリートETF」 <1476>、「iシェアーズMSCI 日本株最小分散ETF」 <1477> 、「iシェアーズMSCIジャパン高配当利回りETF」 <1478> の4本。
発表によると「iシェアーズMSCI 日本株最小分散ETF」と「iシェアーズMSCIジャパン高配当利回り ETF」は、国内外の機関投資家から近年注目を集めている「スマートベータ指数」に連動するETF。
前者の「MSCI日本株最小分散ETF」は、同社調べによると国内初の日本株最小分散ETFで、業種・ファクター・銘柄間の相関を考慮し、ポートフォリオを最適化することでボラティリティ(変動率)を最小化することを目指している。後者の「MSCIジャパン高配当利回りETF」は、MSCIジャパン指数の構成銘柄を対象に株の配当利回りだけでなく、企業の「質」に着目して選定された銘柄へ投資するという。
また、「iシェアーズTOPIX ETF」は、長期保有を考慮した日本株インデックス投資のコア資産として、信託報酬を東証上場TOPIXで最も低く設定。近年、市場規模の拡大が続くJリート市場に投資する「iシェアーズJリートETF」も、同種ETFの中では信託報酬を比較的低水準に設定することで、コスト面に配慮したという。
ブラックロック・ジャパンの i シェアーズ事業部門長兼 i シェアーズ事業部長ジェイソン・ミラー氏は「今回の上場により、東京証券取引所に上場する i シェアーズETFは合計16銘柄となり、このほか海外上場で日本で届出されている銘柄を含めると合計116のiシェアーズETFを日本で提供していることとなる。投資家の皆さまの資産形成に資する新たな投資選択肢や広範な分散投資を提供するべく、今後も商品やサービスの拡充に努める」とコメントしている。 (ZUU online 編集部)
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