飛躍見込まれるブロックチェーン サイバーセキュリティ投資額は40%増

アクセンチュアは今後ブロックチェーンの成長がさらに飛躍すると見込んでいる。ブロックチェーンやクリプト・テクノロジーを扱っているスタートアップは、投資家にとって非常に魅力的な投資対象で、コイン・ディスクの調査によると、全世界で54社に総額4億6100万ドル(約564億8010万円)が今年1月から9月までの間に投じられている。平均投資額は853万ドル(約10億4506万円)となっている。

今後数年で大幅な伸びを見せると期待されている分野がサイバーセキュリティだ。相次ぐデータ漏洩は世界中で深刻化しており、アクセンチュアの「グローバル・リスク・マネージメント調査2016」によると、金融機関10社中9社はサイバー・セキュリティー強化のための予算を増加させる予定である。

この調査では世界中のファイナンシャル業界のシニア・リスク・マネージメント・エグゼクティブ450名のうち82%が、「ソーシャルメディアなどにおけるリスクの高まりに、チーフ・リスク・オフィサー(CRO)が費やす時間が増えている」と回答。65%が「今後2年間でサイバー、ITリスクが自社に及ぼす影響が拡大」し、26%は「その影響とは著しいスケールになる」と予測している。

サイバー・セキュリティーへの2014年の投資額は、前年から40%増の24億ドル(約2936億6040万円)となっている。


FinTechの今後 今までにないプラットフォームを作るきっかけに

顧客がより多くのデジタル・サービスを求めていることで、FinTechはその地位を着実に確立するずだ。金融機関は戦略という点で選択肢の幅が狭く、本当の意味でのデジタル化を目指すのであれば、FinTechに携わることは必須の課題だろう。

銀行はスタートアップとの提携で、ペイメント、レンディング、データ分析、ブロックチェーンなどを利用して、「明日の新しいプラットフォーム」を築くことができる。これを実現するために、銀行はアジアのスタートアップの開拓に励む必要がある。(ZUU online 編集部)

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