モルガン・スタンレー
(写真=Thinkstock/Getty Images)

米モルガン・スタンレーが大規模な人員整理に向けて、第4四半期に1億5000万ドル(約184億875万円)を計上する予定であることが、複数のメディアの報道によって報じられた。関係者の話によると、モルガンはニューヨークとロンドンのオフィスを中心に、債券、商品部門のトレーダーやバックオフィス・スタッフ470人を含む1200人の解雇に踏み切る構えで、従業員総数の2%を削減することにより収益改善を狙っているという。


中国経済失速後もゴールドマンなどはモルガンほどの損失を出していない

第3四半期の決算で市場の予想を下回る減益(-42%)を出した債券部門の縮小計画にあたり、機関投資家向け証券部門のトップ、コルム・ケレハー氏とトレーディング部門の責任者、エドワード・ピック氏は8日、「現在の市場に見合った事業規模に縮小すると同時に、顧客のために全地域でサービスを提供できる能力の維持が可能になる」と、従業員に文書で説明した。

中国経済の失速が市場を直撃した8月以降、モルガンの株価は現時点で12%下落している。同様にあおりを受けた米ゴールドマン・サックスなどのライバル企業はこれほど大きな損失を出しておらず、JPモルガン・チェースに至っては6%の上昇を見せている。

M&Aなど一部の事業は好調に数字を伸ばしているが、ケレハー氏は先行きを楽観視していないことを認めている。また資本市場が世界的に不活発化していることを理由に、債券部門のスランプが今後も継続するとの懸念を示している。

未だ正式なコメントは発表されていないが、工業用金属事業の撤退も収益改善の一環として報じられていることから、今後さらなる大規模な改革が実施されることが予想される。 (ZUU online 編集部)

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