(写真=Thinkstock/Getty Images)
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ウォール街で名をはせた大物達のFinTechへの移行が、ファイナンシャル業界の注目を集めている。トップ・バンカー達はFinTechの向こう側に、一体何を見出しているのだろう。

P2P、仮想通貨が新たな投資対象に

スタートアップ支援会社、ナイカ・パートナーズを昨年立ち上げた元Visaのハンズ・モリス社長を筆頭に、同じく元Visaのジョー・サンダースCEO、元シティー・グループのヴィクラム・パンディットCEO、元モルガン・スタンレーのジョン・マックCEOなど、トップ・バンカーが次々に確立された地位を惜しみなく捨て、デジタル・テクノロジーの魅力に取り憑かれたように、仮想通貨やP2Pへの投資に乗り出している。

中でも世界的な女性起業家のデジタル業界参入で最も話題を呼んだのは、3月にビットコイン・ベンチャー、デジタル・アセット・ホールディングスを立ち上げた元JPモルガン・チェース役員、ブライス・マスターズ女史だろう。マスターズ女史は仮想通貨ビジネスに全力投球するために、英バークレイズ銀行の引き抜き話も蹴ったという。

FinTechへの投資は大きな可能性を秘めた「旬の儲け口」

しかしトップ・バンカー達は、ただやみくもに仮想通貨に惹きつけられているのではない。あくまでその先に正当な「勝ち勝負」を見出しての鞍替えなのだ。

今年度の第3四半期だけで、世界的なFinTech企業への投資額は48億ドル(約5773億2720万円)に達しており、米ゴールドマン・サックスの分析では、総収益4兆7000億ドル(約65兆2573億円)以上、総利益4700億ドル(約56兆5375億円)が見込まれている。

これほどまで上等な「儲け口」を投資のプロ達が見逃す術はない。マック氏が役員を務めるP2Pサービス会社、レンディング・クラブの保有株は昨年3600万ドル(約43億3116万円)まで上昇。モリス氏はレンディング・クラブをはじめとする複数のFinTechに投資。マスターズ氏は精力的に仮想通貨関連のスタートアップを買収し、着実に事業規模を拡大中だ。(ZUU online 編集部)

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