苦戦続きだったApple Payが、クリスマスを境に一気に巻き返しを図っているようだ。新アプリの登場でユーザー数がわずか2日の間に7.5倍急増したという。

「加盟店」の情報不足が足かせとなっていたApple Pay

「世界のApple」の決済サービスだけに世間の注目を一斉に浴びたにも関わらず、何故か一向に日の目を見なかったApple Pay。

Appleの持つトップ・ブランド・バリューに加え、米国取り扱い加盟店は100万軒を突破。中国、欧州への進出も順調に進んでおり、「普及しない方が不思議」というレベルにまで達していた。

しかし最近米ニュースメディアPYMNTSが消費者を対象に行った調査から、意外な事実が判明。大半のApple Payのユーザーは「加盟店がどこか分かりづらい」ため、Apple Payを頻繁に利用していない、あるいは利用していない――というのだ。

新加盟店1万2000店で全米ブレーク期待

そんな「初歩的な致命傷」を解決するために登場した新アプリ『Pay Finders』の反響は、予想をはるかに上回るものだ。

『Pay Finders』のサービス開始後、北米では小企業の95%に相当する1万2000店が新たにApple Payと提携。ユーザー数も大幅に急増中で、ようやく大ブレイクを予感させる動きが出始めた。

『Pay Finders』の開発者、ブライアン・ロエメル氏がTwitter上で明かしたところでは、Apple Pay加盟店であるTargetとBest Buyが実施した「Apple Payの利用でApple Watch100ドル引き」というキャンペーンの恩恵も大きいようだが、このまま勢いに乗って来年こそは全米は勿論、世界中で大ブレイクが期待できるかも知れない。(ZUU online 編集部)

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