2016年の投資テーマとして注目はどこだろうか。USA Todayがまとめた注目業界とETFを見ていこう。

サイバー・セキュリティー 最もアツい?分野

2015年は成長率5%、総株価754億ドル(約9兆736億円)を記録したサイバー・セキュリティーは、今後5年以内に1700億ドル(約2兆458億円)まで伸びが期待されている最もアツい分野といえる。

しかしそれゆえに激戦地区でもあり、高リスクをともなう投資対象でもある。無難な選択肢としては、サイバーセキュリティー株が30銘柄まで間接所有可能な世界初のサイバーセキュリティーETF、ピュア・ファンズ NYSE:HACK だろうか。

大御所シスコ、シマンテック、ベリサインも狙いドコロだという。急成長を遂げ過去3カ月で40%の暴落を見せたファイヤーアイの例を挙げるまでもなく、競争が激しい分野だけに単独で高リスクな銘柄に走らず、「長期間にわたって安定した利益をもたらす企業」を選ぶことが勝敗を分けるだろう。

バイオテクノロジー リスクはあるものの発表も続々

急成長分野の1つに数えられるバイオテクノロジー株は、それなりのリスクをともなうとはいえ、続々と発表される新開発に市場はわいており、今後もこの傾向は続くと予測される。低リスクで確実なリターンを期待するのであれば、NASDAQのバイオテック・インデックスと連動するように構成されたiシェアーズ バイオテクノロジーETF NASDAQ:IBB ということになろう。

原油 2015年はハズレだったが……

原油株のハズレ年となった2015年だが、需要は伸びを見せており、来年の持ち直しに期待ができる。

「注目」とされる原油インデックスは、国内銘柄に重点を置いたiシェアーズのオイル&ガス・エクスプローション&プロダクションETF NYSE:IEO 。コノコフィリップス NYSE:COP やEOGリゾーシス NYSE:EOG などの大手銘柄に加え、国内の独立系開発、製造会社に連動したシステムとなっている。

コノコフィリップス、EOGともに今年の業績は頭打ち状態だが、大手インデックスには真似できない柔軟性のある投資プログラムを提供しており、財務状況も健全といえる。原油市場を取り囲む環境に回復の兆しが見えれば、一気に息を吹き返す可能性はあるのかもしれない。(ZUU online 編集部)

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