ゴールドマン・サックスがシリーズC資金調達ラウンドを通して、ビッグデータの視覚的分析ツールを開発した米スタートアップ、ズームデータ(Zoomdata)に2500万ドル(約28億5300万円)を投じることが明らかになった。

今回のラウンドにはゴールドマンのプリンシパル・ストラテジック・インベストメンツ・グループ(PSI)を筆頭に、アクセル、コロンバス・ノヴァ・テクノロジー・パートナーズ、レーザーズ・エッジ・ベンチャーズなどの米投資会社が参加。新たにコムキャスト・ベンチャーズの名も加わっている。

2012年に設立、視覚的分析ツールを開発

ズームデータは2012年の設立以来、シスコ、デロイト トウシュ トーマツ、メーカースタディーといった国際的大企業35社に、クラウド型経営管理プラットフォーム「フュージョン」を提供し、総額4720万ドルの資金調達に成功した注目の新星だ。

ズームデータが新たに業界一の速度を誇る視覚的分析ツール「データ・シャープニング」を開発し、リアルタイムのストリーミングと過去データへのアクセスを可能にするソリューションを誕生させたことに対し、PSIのマネージング・ディレクター、ラナ・イェアード氏は「目まぐるしく移り変わる現代の金融業界において、すべての業務はデータ中心に行われている」と、大幅な効率性アップへの期待を抱いている。

ズームデータのジャスティン・ランセスCEOはウェブサイトで、「金融業界の国際リーダーであるゴールドマンとの提携を光栄に思う」と手放しで歓迎するコメントを発表。

ラウンド開始後にはイェアード氏がズームデータの役員に任命されたほか、ゴールドマン・サックス・テクノロジー部門のマネージング・ディレクター、ヒラリー・パッカー氏が顧問委員会に参加する予定だ。(ZUU online 編集部)

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