複数のクレジットカードを1枚でスマートに管理する「カーヴカード」をロンドンのスタートアップ、カーヴ(Curve)が開発。マスターカードとの提携で、1つのアプリですべてのカード取引がチェックできるほか、支払いをマスターからアメリカン・エクスプレスやVISAに"カード振替"できるという次世代決済カードだ。

消費者をわずらわしさから解放してくれるサービス

クレジットカードやデビットカードをまとめて管理可能な米デバイス、コイン(Coin)と発想は似ているが、カーヴカードは世界中のマスターカード加盟店およびATMで利用可能だ。

すべての取引(キャッシングも含む)はユーザーの選択したカード会社(マスター、VISA、アメックス)へ決済される仕組みになっているため、「アメックスの加盟店ではないお店でアメックスを利用したい」といった消費者のワガママを難なく叶えてくれる。

ユーザーは磁気ストライプからチップ・アンド・ピン(英国などで一般的に利用されている磁気ストライプに代わるチップ搭載カード)、コンタクトレスまで様々な形態の銀行カードをカーヴカード専用アプリにスキャン後、1つの画面ですべての取引を管理できるので、「複数のカードを持ち歩いて複数のサイトで取引の確認をする」といったわずらわしさから解放されることになる。またマイレージが貯まるというクレジットカードの利点もしっかりと維持しつつ、お得な外国通貨レートへの無料アクセスサービスなども提供。

マスターカードのネットワーク利用で安全面は保障付き。現在はiOSのみ対応だがAndroid版のリリースも予定されている。

開発にはSkype勤務後、P2P国際送金会社トランスファーワイズの設立でFinTech業界の注目を集めているタヴェット・ヒンリンカス氏や、今年新たにデジタル・バンク、タンデムを設立した英クレジットカード会社キャピタル・ワンの創立者、リッキー・ノックス氏が携わったというから、注目度実力ともに折り紙つきだ。(ZUU online 編集部)

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